ドラムを演奏する上で、肩の脱力と言われて "ピン" とくる人は少ないでしょう。
ドラム演奏をする人の多くは、腕に注目し、スティックの動きを意識、手首を鍛えたりしてると思います。
ドラムを演奏する上で肩(実は肩甲骨)を意識しながら、動きのチェック、筋トレ等を行う方は少ないと思います。
実際私も、K'sMusicで「肩甲骨から動かす」とLessonを受けるまでは、意識した事はありませんでした。
意識していなかった部分を脱力させる事はなかなか難しいです。
個人レッスンの際には意識できるようにアプローチをかける事が出来ますが、文章ではさすがに難しいです。
誰かに肩を触ってもらいながら動かしてみたりすると、意識出来るかも知れません。
ただ!本当に力が抜けているかどうかは自分ではわからない
ので、気をつけて行ってくださいね。
さて、肩の脱力について、話を深めていきましょう。
肩に力が入っている=腕を持ってしまっている=動きに制限をかけている
状態になってしまいます。
プラスの要素は一切ありません。
◆腕の重さを使えなかったら
重さのページでも説明しているように重さが使えない場合 ”音” に繋がりません。
そうなると、音を出すのに力任せになり、腕、指 の方から先の部分の重さもどんどん使えなくなってきます。
悪循環ですね。
残された道は...
長い演奏でも、十分に音量が出し続ける筋肉を鍛えるくらいではないでしょうか。
頑張ってください。
でも、トップドラマーは筋肉では叩いてないですよ♪
筋肉で出す音
脱力で出す音
この二つは明らかに違います。
スタジオに入って、他のパートの人が聞いてもわかるくらいに違います。
音を聞いてみたい方は是非体験レッスンにお申し込みください。
◆動きに制限をかけてしまったら
肩が力むと、上手く肩甲骨は動きません。
力を入れる→固定する 事だからです。
手を ”ギュッ” っと握ってみてください。
腕も肩も、身体が緊張すると思います。
その状態で、腕をめい一杯動かしてみください。
結構きつくないですか?
スティックをしっかり持って演奏している人は、そのきつい事をわざわざやっているわけですね。
肩も力が入っていると動きに制限をかけてしまいます。
セット全体での移動や、外回転、内回転 の使い分けの邪魔をします。
というか できません!!
動くという事が出来ないように力を入れている
わけですから、ドラムを演奏するとは逆の発想ですよね。
力みが無いように練習に取り組みましょう。